過払い金請求を会社や家族にバレずに秘密で手続きする方法

過払い金請求をすることで会社や家族にバレてしまうことを懸念して過払い金請求をしないことがあります。

過払い金請求をしたことが家族にバレてしまうきっかけは、貸金業者からの郵便物を家族が見てしまったり、電話でのやり取りを勤務先や自宅でおこなうことで周りが不審に思ってしまうことです。過払い金請求をしたことで親族や会社に通知が届くことはありません。

しかし、自分で手続きを進めるとどうしてもバレてしまうリスクが伴いますが、専門家に依頼した場合、貸金業者とのやり取りをすべて専門家がおこなうため、家族や職場に知られることなく手続きを進めることができます。

過払い金請求が会社にバレることはありません

過払い金請求をしても勤務先に連絡や通知がいくことはなく、社会保険や年金などにも全く影響はありません。また、個人の借金状況については会社も調べることがないため、借金返済中でも完済していても取引履歴を知られることはありません。

借金をしている、もしくは借金をしたことがある場合は周囲の人にバレたくないことがほとんどであるため、専門家であっても相談することをためらってしまいがちです。そのため、過払い金が発生している可能性があるにも関わらず「今さら会社や家族にバレたくない」という理由から過払い金請求をしていない方もいらっしゃいます。

過払い金請求をすることで100万円近くの過払い金を取り戻せたケースもありますが、過払い金請求をためらっているうちに、時効が完成したり、貸金業者の経営が悪化して回収できる過払い金の額が少なくなってしまったりすることがあります。

過払い金請求は司法書士や弁護士などの専門家に依頼することで、家族や周囲の人には秘密で手続きを進めることができます。完済している借金であっても現在も返済中の借金であっても、周囲には秘密で過払い金を請求できます。まずは、過払い金が発生しているのかどうかだけでも専門家に相談してみることをおすすめします。

過払い金請求が家族にバレる理由

過払い金請求をすることで借金があったことが家族にバレてしまうのは、以下の理由があげられます。

これらのことが解決できれば、過払い金請求が家族にバレる可能性が低くなります。

自宅に届く書類などの郵送物

貸金業者や裁判所からの郵送物を家族に見られてしまうことで、過払い金請求をしたことが家族に知られてしまうケースがあります。

過払い金を請求する場合、貸金業者に対して取引履歴の開示を依頼する必要があります。取引履歴とは、返済日や利息、返済額などすべての取り引きが記載されており、過払い金が発生しているかどうかを判断するための重要な書類です。

取引履歴の開示を依頼すると一般的に貸金業者の名前が明記された封筒で郵送されてきます。また、話し合いが決裂し、裁判にまで発展した場合には裁判所から書面が郵送されてきます。

万が一、家族が受け取ってしまったり、見られてしまったりした場合、貸金業者や裁判所からの書類なかなか目にすることがありませんので不審に思われてしまうリスクがあります。

また、貸金業者との交渉には基本的に電話でおこないますが、カフェなどで話すには周囲が気になるため自宅や職場で話してしまうことが多いですが、その場合には知人や家族に聞かれてバレてしまうリスクがあります。

司法書士や弁護士などの専門家に依頼した場合、貸金業者からの郵便物はすべて司法書士や弁護士の事務所に届くため、郵便物から家族に知られてしまう可能性はありません。

また、依頼後は受任通知書を貸金業者に送り、到着した時点で貸金業者は本人へ直接督促したり電話したりすることができなくなるため、貸金業者との直接のやりとりが一切なくなります。また、督促や支払いも手続き中は一時的になくなることも大きなメリットです。

専門家に依頼する際に、家族や職場には秘密にしておきたいということを予め伝えておくことで、郵便物で書類を送る際には、事務所の名前が明記された封筒ではなく、個人名で郵送してもらう、電話する時間帯を調整してもらえるなどの対応も臨機応変に対応してくれます。

電話でのやり取りや作成書類

電話でのやり取りで、過払い金請求をしたことが家族や職場に知られてしまうケースもあります。

過払い金請求をした場合、貸金業者と交渉は基本的に電話でおこなうため、電話でのやりとりが多くなります。仕事中であれば職場付近で、仕事後であれば自宅で対応しなければいけないため、周囲にバレるリスクは多いに考えられます。

また、自宅に固定電話がある場合、携帯電話だけではなく自宅に電話がかかってくる可能性もゼロとはいい切れません。貸金業者が自宅にかけた電話に家族が出た場合でも、貸金業者が本人以外に過払い金請求の話をする可能性はあまりありませんが、電話に出た家族が相手先の名前に不審を覚えたとしても不思議ではありません。

さらに、自宅や職場で過払い金請求に関わる書類を作成している場合、家族や職場の人に見られてしまう可能性も考えられます。

司法書士や弁護士に依頼した場合は貸金業者とのやり取りは、すべて司法書士事務所や弁護士事務所がおこなうことになるため、家族に知られてしまうリスクはありません。

なお、司法書士や弁護士が貸金業者に受任通知を送付後、仮に貸金業者が本人に直接督促の連絡をした場合には法律違反となります。

過払い金が入金された口座

口座の残高を見られることで、過払い金請求をしたことが家族に知られてしまうケースもあります。

過払い金を請求し、和解もしくは裁判で判決が出た場合、過払い金は指定された口座に振り込まれます。過払い金の額が大きくなった場合には、それなりにまとまった金額が貸金業者から振り込まれます。

そのため、残高や振込先を見た家族が不審に思う可能性があります。また、すぐにはバレなかったとしても、何かの拍子に家族が通帳を見直すことがあるかもしれません。

仮に入金された額を口座から引き出したとしても、履歴がすべて通帳に残ります。過払い金請求をしたことを家族に内緒にしておきたいのであれば、家族が使わない口座を指定したり、新たに口座を作ったりするなど、前もってしっかりと準備しておく必要があります。

クレジットカードの利用ができない、ローンが組めなくなった

クレジットカードの利用ができなくなったり、ローンが組めなくなったりすることで、過払い金請求をしたことが家族に知られてしまうケースもあります。

すでに完済している借金についての過払い金請求の場合は、過払い金請求をした貸金業者に新規で借り入れができなくなる可能性はありますが、その他の貸金業者であれば過払い金請求をしたことでクレジットカードが使えなくなったり、新規借り入れやローンが組めなくなることはありません。

しかし、返済中の借金の過払い金請求をし、戻ってきた過払い金で借金を完済できなかった場合にブラックリストに載ってしまう可能性があります。ブラックリストに載ってしまった場合は、過払い金請求をした貸金業者以外のクレジットカード作成や新規借り入れ、ローンを組むといった行為ができなくなります。

ブラックリストに載っていても借り入れができる金融機関もあり、また、ブラックリストは5年程度で削除されますが、この期間はローンの審査やカード発行の審査には通りにくくなります。

また、クレジットカードの利用もできなくなるため、公共料金や携帯料金をクレジットカード払いにしていたり、家族カードを発行していて支払い主になっていた場合はすべて使用できなくなりますので、家族が疑問を持つ可能性があります。

過払い金請求をする際には、事前に利息引き直し計算をすることで、過払い金がいくら発生しているのかを知ることができます。過払い金額をあらかじめ知っておくことでブラックリストに載ってしまうリスクも回避することができます。

引き直し計算は個人で計算をすることも可能ですが、複数の貸金業者から借金している場合や、完済と借り入れを繰り返している場合には、計算が複雑になる傾向にあります。正しい過払い金額を知るために、まずは司法書士や弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。

過払い金請求が家族にバレるリスクが高くなるケース

過払い金請求をすることで家族にバレるケースとしては、以下のようなことが考えられます。

自分で過払い金請求をおこなった場合

貸金業者とのやり取りは、電話と郵便でおこないます。自分で手続きをおこなった場合は、貸金業者の会社名が明記された書類が、何回か自宅に届くことになります。特に家族と一緒に暮らしている場合、その郵便物が家族の目に触れる可能性があります。

また、会社にいるときや家族と一緒にいるときに電話がかかってきた場合、話の内容が漏れ聞こえてしまう可能性があります。たとえ携帯電話でやり取りをしていたとしても、内緒話をするようにこそこそ話をしていれば、家族や周りの人間が不審に思っても不思議ではありません。

さらに、過払い金請求が交渉ではまとまらず裁判にまで発展した場合、裁判所から郵便物が届くことになります。独り暮らしをしているのであれば問題ありませんが、家族と暮らしている場合、自分で確実に受け取れる保証はなく、家族に知られてしまう可能性が高くなります。

しかし、司法書士や弁護士などの専門家に依頼した場合の郵便物はすべて専門家の事務所に届くことになるため、過払い金請求をしたことが家族や周りの人に知られてしまう確率は低くなります。

返済中の借金の過払い金請求をおこなった場合

借金を返済中の場合でも過払い金請求はできますが、その場合にのみ家族や周囲の人にバレてしまう可能性があります。

返済中の借金の過払い金請求をする場合、戻ってきた過払い金で借金がゼロになれば家族にバレるリスクは低くなります。しかし、戻ってきた過払い金で借金がゼロにならなかった場合は、過払い金請求ではなく任意整理という手続きになるため信用情報機関に登録されます。これをブラックリストに載るといったりします。

ブラックリストに載っている期間は信用情報機関にもよりますが、およそ5年とされています。その間は、新たに借り入れをしたりクレジットカードを作成したり、ローンを組むことがむずかしくなります。また、ブラックリストに載ることで、すでに使っているクレジットカードも使えなくなる可能性が高くなります。

普段クレジットカードを使用していなかったり、直近5年で住宅ローンや自動車ローンを組む予定がなければ問題ありませんが、携帯料金やインターネット料金をクレジットカードで払っている場合や家族カードを発行しており、支払い主となっていた場合には使用できなくなる恐れがあります。

その結果、過払い金請求をしたことが家族に知られてしまうことになるかもしれません。任意整理にならないようにするためには、過払い金請求をする前に取引履歴をもとに引き直し計算をして過払い金を算出し、借金残高と照らし合わせる必要があります。引き直し計算は慣れていないと間違える可能性があります。

まずは、過払い金がいくら発生しているかの確認だけでも、司法書士や弁護士などの専門家に相談してみることをおすすめします。杉山事務所でも相談を受け付けております。相談は無料でおこなっているためお気軽にメールまたはフリーダイヤルにてお問い合わせください。

金融機関に訴えられた場合

過払い金請求をすることで、一部の貸金業者から訴えられることがあります。

例えば、過去にアイフルに過払い金請求をした際「債務不存在確認訴訟」を提起されたり、過払い金について話し合いたいという内容の調停を申し立てられたりする場合がありました。

債務不存在確認訴訟とは、その名のとおり「債務(過払い金)がこれ以上存在していないことを確認」するための訴訟です。

貸金業者側が裁判を起こした場合、裁判所の名前が明記された封筒が郵送で届きます。そのため、過払い金請求をしたことが家族に知られてしまうリスクが高まります。

ただし、債務不存在確認訴訟を起こす貸金業者は限定されており、司法書士や弁護士などの専門家に相談することでリスクを回避できる可能性があります。

過払い金請求の実績のない事務所に依頼した場合

個人で過払い金請求をした場合、郵便物が家に届くなど家族にバレてしまう可能性がありますが、司法書士や弁護士などの専門家に依頼することで、そのリスクを回避できる可能性があります。

しかし、過払い金請求の実績のない事務所に依頼してしまった場合には、事務所の対応の仕方によって家族に知られてしまう可能性があるため注意が必要です。

過払い金請求の実績のある事務所に依頼した場合、事前に家族には内緒で手続きを進めたいことを伝えると、すべてのやり取りに細心の注意を払います。

例えば、書類の受け渡しの際は事務所に来ていただくか、郵送の場合には事務所の名前が明記された封筒ではなく、普通の封筒に担当司法書士の個人名を明記したうえで郵送します。

また、できるだけ電話でやり取りしたくないと本人が望めば、予め電話をしていい時間を確認したり、メールでのやり取りに切り替えたりなど本人の希望に沿って臨機応変に対応します。

しかし、過払い金請求に慣れていない事務所の場合、事務所の名前が明記された封筒で郵便を送られてきたり、携帯電話が通じなかったからと自宅や会社に電話してしまう可能性を否定できません。

さらに、過払い金請求の実績が少ないため貸金業者とのやりとりに時間がかかり過払い金請求を回収するまでに時間がかかってしまったり、取り戻せる過払い金額が少なくなってしまうこともあります。

家族に内緒で過払い金請求をするなら専門家に依頼する

過払い金請求を自分でおこなうのではなく専門家に依頼することで、家族にバレずに内緒で取り戻すことができます。その理由としては、次のようなものが挙げられます。

金融機関から直接の連絡がなくなる

司法書士や弁護士が過払い金請求の依頼を受けると、まず、貸金業者に対して受任通知を送ります。受任通知は債権についてのやり取りはすべて専門家がおこなうため、債務者に直接連絡をしないようにする旨の記載が含まれています。

さらにこの受任通知を受け取った時から過払い金請求の手続き中は貸金業者への支払いや督促がストップし、返済を一時的に止めることができます。なお、自分で手続きをおこなった場合は支払いや督促が止まることはありません。

電話でのやり取りを全てメールに切り替えられる

過払い金請求中は、貸金業者からの急な電話が何回もくることもあります。たとえ携帯電話でやり取りをしていたとしても、話している内容が家族に聞かれてしまうことがあるかもしれません。

専門家に依頼した場合、やり取りをすべてメールに切り替えることが可能です。メールでの連絡であれば、不自然な行動を取らずに内容を確認できます。

また、メールであればパスワードを設定する機能を使ったり、携帯電話の設定を本人以外はロックを解除できないようにしたりすることも可能なため、他人に見られる心配もありません。さらに、メールは見直すことができるため、仮に内容を忘れてしまったとしてもあとから確認することもできるため便利です。

郵送物を自宅に届かないようにできる

貸金業者からの郵便物はすべて専門家の事務所に届くようになるため、事務所まで取りにいくか、もしくは司法書士個人名での郵送対応も可能です。

過払い金請求の手続きを家族に内緒で進めたい場合には、事前にきちんと伝えておくことで事務所も細心の注意を払い対応してくれます。

家族にバレずに秘密で過払い金請求をするなら

過払い金請求を個人でおこなった場合、郵便物や電話でのやり取りなどにより家族にバレてしまう可能性があります。司法書士や弁護士などの専門家に依頼することで、電話や書類の郵送などのやり取りを専門家が窓口となっておこなうため、家族に内緒で手続きを進めることが可能です。

司法書士法人杉山事務所は、周囲にバレないように細心の対応を努めております。過払い金請求に精通した司法書士が多く在籍しており、月間10,000件の相談依頼実績※1があります。無料で相談にも応じておりますので、まずはお気軽にご連絡ください。

債務整理・借金減額は無料相談をご利用ください。

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