信用情報機関(しんようじょうほうきかん)とは?

信用情報機関とは、個人の経済的信用力に関する情報(信用情報)を収集・管理・提供する機関です。銀行、貸金業者、信販会社などが融資や与信の審査を行う際の参考資料として利用するために設置されています。

これらの機関は、適切な与信判断を支援し、健全な金融取引の促進に重要な役割を果たしています。

信用情報機関の基本概念

主な役割 信用情報の収集、管理、提供
目的 与信審査の支援、健全な金融取引の促進
利用者 銀行、貸金業者、信販会社など

主な信用情報機関

JICC 日本信用情報機構(消費者金融機関系)
CIC 株式会社シー・アイ・シー(信販会社系)
全国銀行個人信用情報センター(KSC) 全国銀行協会(銀行系)

取り扱う主な信用情報

借入能力情報 顧客または債務者の借入金の返済能力に関する情報
支払能力情報 利用者、購入者、役務の提供を受ける者の支払能力に関する情報
個人識別情報 氏名、生年月日、住所など

信用情報機関の主な機能

情報収集 加盟会社から個人の信用情報を収集
情報管理 収集した信用情報を適切に管理・保護
情報提供 加盟会社からの照会に対して信用情報を提供

信用情報機関の特徴

横断的利用 複数の業種にまたがって信用情報を共有
情報の更新 定期的に情報を更新し、最新の状況を反映
法的規制 個人情報保護法など、厳格な法規制の下で運営

信用情報機関の利用と個人の権利

開示請求権 自身の信用情報の開示を請求する権利
訂正・削除請求権 誤った情報の訂正や不要情報の削除を請求する権利
利用停止請求権 一定の条件下で情報の利用停止を求める権利

信用情報機関の重要性

与信判断への影響 ローンやクレジットカードの審査に大きく影響
多重債務の防止 過剰な借入を防止し、健全な金融取引を促進
金融市場の安定 適切な与信判断により、金融市場の安定性に寄与

信用情報機関は、個人の経済活動に大きな影響を与える重要な機関です。自身の信用情報が適切に管理され、正確に反映されているかを定期的に確認することが、健全な金融生活を送る上で非常に重要です。

信用情報に関する疑問や、債務整理に伴う信用情報への影響について不安がある場合は、杉山事務所にご相談ください。

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