元金・元本(がんきん・がんぽん)とは?

元金(または元本)とは、もともと借り入れたお金のことを指します。

消費者信用における債権は、通常、この元金と利息から構成されます。

元金・元本の基本概念

定義 当初借り入れた金額、または投資した原資
別称 元金と元本は同義で使用されることが多い
特徴 利息の計算基準となる基本的な金額

元金・元本と利息の関係

利息の基準 元金に対して一定の割合で利息が発生
返済の構成 通常、返済額は元金返済と利息支払いに分かれる
計算方法 元金×金利×期間=利息

元金・元本の種類

借入金の元金 ローンや借入れにおける借入額
預金の元金 銀行預金などにおける預け入れ金額
投資の元本 株式や債券投資における当初投資額

元金・元本に関する重要概念

元本割れ 投資において、元本を下回る損失が発生すること
元金均等返済 毎回の返済で一定額の元金を返済する方式
元利均等返済 毎回の返済額(元金+利息)が一定になる返済方式
元本保証 投資商品において、最低でも元本が保証されること

元金・元本の管理方法

返済予定表の確認 定期的に元金残高を確認
繰上返済の活用 可能な場合、繰上返済で元金を早期に減らす
金利タイプの選択 固定金利か変動金利かで元金の返済方法が変わる可能性

元金・元本に関する注意点

金利の影響 高金利の場合、元金の減少が遅くなる
返済方法の理解 元金均等返済と元利均等返済の違いを理解する
借入限度額 総量規制などにより、元金の借入れに制限がある場合がある

元金・元本の重要性

債務の本質 債務の中核を成す部分
返済計画の基礎 返済計画を立てる際の基本となる金額
金融リテラシー 元金の概念理解は金融知識の基礎となる

元金・元本についてのよくある質問

元金均等返済は、毎月の返済額のうち元金部分が一定で、利息部分が徐々に減少していく返済方式です。

そのため、返済の初期は返済総額が多くなりますが、時間の経過とともに返済額は減っていきます。

一方、元利均等返済は、毎月の返済総額(元金+利息)が一定となる返済方式です。返済初期は利息の割合が大きく、後期になるほど元金の返済割合が大きくなります。

繰上返済を行うと、元金が早期に減少するため、それ以降発生する利息も少なくなります。結果として、総返済額を抑えることができます。

繰上返済には、毎月の返済額を減らす方法(返済額軽減方式)と、返済期間を短縮する方法(期間短縮方式)があります。

どちらの方式を選択するかは、自身の経済状況や目的に応じて検討することが重要です。

元本保証のない投資とは、投資した元本(当初の投資額)が保証されず、市場の変動などにより損失が発生する可能性がある投資商品を指します。

株式投資や投資信託の多くが該当します。これらの商品は、高いリターンが期待できる一方で、元本割れのリスクがあります。

投資を行う際は、自身のリスク許容度を考慮し、リスクとリターンのバランスを十分に検討することが重要です。

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