金利(きんり)とは?
金利とは、借入金額に対して発生する利息の割合を表す言葉です。
金利の基本概念
定義 |
借入金額に対する利息の割合 |
計算方法 |
(利息額 ÷ 元金) × 100 |
表示単位 |
通常、年利で表示(例:年5%) |
金利の種類
固定金利 |
借入期間中、金利が変動しない |
変動金利 |
市場金利に連動して定期的に変動する |
約定金利 |
契約時に定められた金利 |
実質金利 |
手数料などを含めた実質的な金利負担 |
金利と債務整理の関係
債務増加要因 |
高金利により債務が急速に増加する可能性 |
返済計画への影響 |
金利の高低が返済計画の立案に大きく影響 |
債務整理の判断基準 |
高金利債務の存在が債務整理を検討する一因に |
金利に関する法規制
利息制限法 |
- 元本に応じて上限金利を定める(10万円未満:20%、10万円以上100万円未満:18%、100万円以上:15%)
- これを超える金利は無効とされる
|
出資法 |
- 貸金業者に対して、年20%を超える金利を禁止
- 違反した場合は刑事罰の対象となる
|
金利計算の例
借入時 |
10万円を年利10%で借りた場合、1年後の利息は1万円 |
預金時 |
100万円を年利0.2%で預けた場合、1年後の利息は2,000円 |
金利と関連する重要概念
- 複利:利息を元本に加えて再計算する方式
- 実効金利:手数料等を含めた実質的な金利負担
- 利回り:投資に対する利益の割合(金利だけでなく売却損益も含む)
債務整理における金利の重要性
債務の見直し |
高金利の債務を優先的に整理することで、返済負担を軽減 |
金利交渉 |
債務整理の際、債権者と金利引き下げの交渉が可能 |
返済計画の策定 |
金利を考慮した現実的な返済計画の立案が重要 |
金利に関する注意点
- 金利の種類や計算方法を確認し、実質的な負担を理解する
- 複数の債務がある場合、金利の高いものから返済を検討する
- 返済計画を立てる際は、将来の金利変動も考慮する
- 違法な高金利については、専門家に相談して対応を検討する
金利は債務整理を考える上で非常に重要な要素です。高金利の債務でお悩みの方や、返済計画の見直しを検討されている方は、杉山事務所にご相談ください。
債務整理用語集一覧に戻る