全国銀行個人信用情報センター・KSC(ぜんこくぎんこうこじんしんようじょうほうせんたー・けいえすしー)とは?

全国銀行個人信用情報センター(KSC)は、一般社団法人全国銀行協会(全銀協)が設置・運営する個人信用情報機関です。

主に銀行系の金融機関が加盟しており、消費者信用の円滑化と適正な与信判断を支援することを目的としています。

全国銀行個人信用情報センターの基本情報

設立年 1988年(現組織は2011年4月設立)
運営主体 一般社団法人全国銀行協会(全銀協)
所在地 東京都千代田区丸の内

主な加盟金融機関

銀行系
  • 銀行
  • 信用金庫
  • 労働金庫
  • 政府系金融機関
会員数 1248(2013年3月末時点)

センターの主な機能

情報登録 ローンやクレジットカード等に関する個人信用情報を登録
情報提供 会員会社からの照会に対して信用情報を提供
本人開示 個人が自身の登録情報を確認できる制度を提供

登録されている情報

情報の種類 個人の与信情報(ローン、クレジットカード利用状況等)
登録件数 8000万件以上
情報の範囲 本人の同意に基づいて収集された信用関連情報

他の信用情報機関との連携

日本信用情報機構(JICC) 主に貸金業、カード会社が会員
CIC(シー・アイ・シー) 主に割賦販売事業者が会員
連携内容 各機関間で信用情報を相互に提供・共有

個人にとっての重要性

与信審査への影響 登録情報が金融機関の融資判断に影響を与える
情報の正確性 誤った情報が登録されていないか確認が必要
自己情報の管理 定期的な自己情報の確認が望ましい

情報開示請求の方法

本人請求 本人確認書類を提示して直接請求
代理人請求 委任状等の必要書類を提出して代理人が請求
開示内容 登録されている個人信用情報の詳細

全国銀行個人信用情報センターについてのよくある質問

全国銀行個人信用情報センターでは、本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)を提示することで、自分の信用情報を確認することができます。

直接窓口で請求する方法のほか、郵送での請求も可能です。また、代理人による請求の場合は、委任状などの追加書類が必要となります。

開示手数料は無料で、開示された情報には、ローンやクレジットカードの契約状況、返済状況などが含まれます。

信用情報の登録期間は、情報の種類によって異なります。通常の契約情報は契約期間中および契約終了後5年間、延滞などの事故情報は登録日から5年間登録されます。

また、債務整理を行った場合は、その事実が登録され、破産の場合は10年間、個人再生の場合は5年間登録が続きます。

なお、これらの期間が経過すると、情報は自動的に削除されます。

登録内容に誤りを発見した場合は、全国銀行個人信用情報センターに調査を依頼することができます。

調査の結果、誤りが確認された場合は、情報を提供した金融機関に連絡され、必要に応じて訂正や削除が行われます。

調査請求は本人が行う必要があり、本人確認書類と共に、誤りの内容を具体的に示す資料の提出が求められます。

全国銀行個人信用情報センターは、個人の信用情報を管理・提供する重要な機関です。自身の信用情報が適切に管理されているか確認することは、健全な金融生活を送る上で大切です。

信用情報に関する疑問や、債務整理に伴う信用情報への影響について不安がある場合は、お気軽に杉山事務所の無料相談をご利用ください。

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