つなぎ融資(つなぎゆうし)とは?

つなぎ融資とは、住宅ローンを申し込んだ金融機関から、本融資(正式な住宅ローン)が実行されるまでの間に一時的に借りるローンのことを指します。

主に住宅購入や建築時に利用される短期の融資形態です。

つなぎ融資の基本概念

定義 本融資実行までの間の短期的な融資
目的 資金の一時的な不足を補う
期間 通常、数週間から数ヶ月程度

つなぎ融資の主な特徴

短期性 比較的短期間での利用を前提としている
一括返済 本融資実行後に一括で返済するのが一般的
金利 通常の住宅ローンより高めの金利設定が多い
融資額 本融資の金額内で必要な金額を借りる

つなぎ融資の利用シーン

  • 住宅購入時の手付金支払い
  • 建築途中の中間金支払い
  • 引っ越し費用や諸経費の支払い
  • 既存住宅ローンの一時的な返済

つなぎ融資のメリット

資金繰りの改善 一時的な資金不足を解消できる
取引のスムーズ化 支払いの遅延を防ぎ、取引をスムーズに進められる
柔軟性 必要な金額だけ借りられる
迅速性 通常の融資より早く実行される場合が多い

つなぎ融資のデメリット

高金利 通常のローンより金利が高いことが多い
追加コスト 手数料などの追加費用が発生する可能性
返済負担 短期間での一括返済が必要
リスク 本融資が実行されない場合のリスク

つなぎ融資利用時の注意点

金利の確認 金利条件を十分に確認する
返済計画 確実に返済できる計画を立てる
本融資との関係 本融資の確実性を確認する
契約内容の理解 契約条件をよく理解してから契約する

つなぎ融資の代替手段

自己資金の活用 可能な限り自己資金で対応
親族からの借入 親族からの一時的な借入を検討
クレジットカードの活用 一部の費用をクレジットカードで支払う
売主との交渉 支払いスケジュールの調整を交渉

つなぎ融資の申込み手順

1.必要性の確認 つなぎ融資の必要性を確認
2.金融機関の選択 条件の良い金融機関を選ぶ
3.申込書類の準備 必要書類を準備
4.審査 金融機関による審査
5.契約 審査通過後、契約を締結
6.融資実行 必要な時期に融資が実行される

つなぎ融資についてのよくある質問

つなぎ融資の金利は通常の住宅ローンより高めに設定されており、年利2〜4%程度が一般的です。ただし、金融機関によって金利は大きく異なります。

また、融資期間が短いため、実際の金利負担は比較的小さくなります。なお、金利以外にも手数料などが発生する可能性があるため、総費用を確認することが重要です。

本融資が承認されない場合、つなぎ融資は別の方法で返済する必要があります。

このリスクを避けるため、つなぎ融資を利用する前に本融資の事前審査を十分に行うことが推奨されます。

また、万が一の場合に備えて、代替の返済計画(自己資金の活用や他の借入手段など)を事前に検討しておくことが重要です。

つなぎ融資の申込みには一般的に、本人確認書類、収入証明書、勤務先証明書などの基本書類に加え、本融資の承認書類(内諾書など)、物件の売買契約書、工事請負契約書などが必要です。

また、金融機関によって要求される書類は異なる場合があるため、事前に確認することをおすすめします。

つなぎ融資に関する疑問や、住宅ローン全般についてお悩みの方は、お気軽に杉山事務所の無料相談をご利用ください。

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