債務不履行(さいむふりこう)とは?

債務不履行とは、返済義務のある借金の返済を怠るなど、何らかの理由で債務者債務の内容に従った履行を行わない、あるいは行えない状態にあることを指します。

これは単に返済を行わないことだけでなく、返済の遅延や返済額の間違いなども含まれる場合があります。

債務不履行の基本概念

定義 債務者が債務の内容に従った履行を行わないこと
範囲 返済の不履行、遅延、不完全履行など
法的根拠法的根拠 民法第415条

債務不履行の主な種類

履行遅滞 期限までに債務を履行しない場合
履行不能 債務の履行が客観的に不可能となった場合
不完全履行 債務の内容に適合しない履行をした場合

債務不履行の影響

債権者の権利行使
  • 履行の請求
  • 契約の解除
  • 損害賠償の請求
債務者への影響
  • 信用の低下
  • 遅延損害金の発生
  • 法的手続きの対象となる可能性

債権者の対応

債務不履行が発生した場合、債権者は以下のような対応を取る可能性があります。

  • 返済の督促
  • 契約の解除を伴う残債の一括支払いの要求
  • 損害賠償請求の提起
  • 担保権の実行(担保がある場合)
  • 法的手続きの開始(支払督促、訴訟提起など)

債務不履行になったら債務整理を検討

債務不履行が継続的または深刻な場合、債務整理が必要となる可能性があります。

任意整理 債権者と交渉し、返済条件の変更を行う
個人再生 裁判所の管理下で債務の一部を免除してもらう
自己破産 裁判所の決定により債務を免除してもらう

債務不履行を避けるための対策

返済計画の見直し 無理のない返済計画を立てる
債権者に相談 返済が困難な状況になった場合、早めに相談する
収支の管理 収入と支出を適切に管理し、返済原資を確保する
債務整理の検討 返済が困難な場合は、早めに債務整理を検討する

債務不履行に関する注意点

期限の利益の喪失 債務不履行により、残債務の一括返済を求められる可能性がある
信用情報への記録 債務不履行は信用情報機関に記録され、将来の借入れに影響を与える可能性がある
法的責任 債務不履行により、法的な責任を問われる可能性がある
早期対応の重要性 債務不履行の兆候が見られた場合、早期に対応することが重要

債務不履行でお悩みの方、また債務不履行を避けるための対策についてご相談がある方は、お気軽に杉山事務所の無料相談をご利用ください。

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