債務整理の用語集

債務整理に関する専門用語をわかりやすく解説しています。五十音順に整理されていますので、気になる用語をすぐに見つけることができます。

また、キーワード検索機能も用意していますので、探したい用語をすぐに見つけることができます。債務整理の理解を深め、適切な判断をするための参考資料としてご活用ください。

債務整理の用語をキーワードで検索

「か行」の債務整理用語一覧

「さ行」の債務整理用語一覧

多くの方が調べている債務整理用語

債務整理

債務整理とは、多額の借金を負った方が、生活を再建するために、借金の負担を軽減もしくは免除してもらう手続きのことを指します。

債務者の状況に応じて様々な方法があり、大きく分けて裁判所を介する法的整理(自己破産、個人再生)と、当事者間の話し合いによる任意整理があります。

任意整理

任意整理とは、債務整理の一つの方法で、裁判所などの公的機関を介さずに、債務者と債権者(消費者金融やクレジット会社など)が直接交渉して借金問題を解決する手続きです。

ブラックリスト

ブラックリストとは、個人の返済遅延や債務不履行などの信用情報が信用情報機関に登録された状態を指す俗称です。実際には「ブラックリスト」という名前のリストは存在せず、信用情報機関に登録される事故情報を一般的にそう呼んでいます。

この情報は、新たな借入れや各種契約に大きな影響を与え、金融サービスの利用が制限される原因となります。登録される期間は状況によって5年から10年と長期にわたることがあります。

信用情報機関

信用情報機関とは、個人の経済的信用力に関する情報(信用情報)を収集・管理・提供する専門機関です。銀行や貸金業者、信販会社などの金融機関が、融資やカード発行などの審査を行う際に参考資料として活用しています。

これらの機関は、金融取引における与信判断の適正化を支援し、多重債務問題の防止や健全な金融市場の維持に重要な役割を果たしています。

利息制限法

利息制限法とは、消費者保護の観点から設けられた、貸金の利息に上限を定める法律です。貸金業者や個人間の金銭貸借における利息の上限を規制し、借り手を過剰な金利負担から守ることを目的としています。

この法律により、借入金額に応じて上限金利が定められており、この上限を超える利息契約は無効となります

グレーゾーン金利

グレーゾーン金利とは、平成18年(2006年)の貸金業法改正以前に存在していた、利息制限法で定められた上限金利と出資法で定められた上限金利の間の金利帯を指します。この金利帯は法的に曖昧な状態だったことから「グレーゾーン」と呼ばれていました。

多くの消費者金融や貸金業者がこの金利帯で貸付を行っていたため、多重債務問題の原因のひとつとなっていました。現在は法改正によって完全に廃止されていますが、過去の借入に関しては過払い金請求の対象となる可能性があります。

任意売却

任意売却とは、抵当権が設定されている不動産を所有者が抵当権者(債権者)の同意のもと、第三者に売却し、その代金から債務の返済を行う方法です。

住宅ローンなどの返済が困難になった際に、競売を回避するための有効な選択肢となります。主に住宅ローンの返済が滞り、競売になる可能性がある不動産について行われる手続きで、一般的な不動産取引より複雑な交渉が必要となります。

受任通知

受任通知とは、債務整理の依頼を受けた弁護士や司法書士が、債権者に対して依頼を受けた旨を伝える文書のことです。介入通知とも呼ばれ、この通知により債権者からの直接的な請求や取り立てが止まります。

受任通知は債務整理手続きの最初のステップであり、債務者の精神的負担を軽減する重要な役割を果たします。

総量規制

総量規制とは、個人が借りられる金額の総額を制限する規制のことです。原則として個人の借入総額を年収の3分の1までに制限し、多重債務者の増加や貸金業者による過剰融資を防止する目的で導入されました。

2010年6月18日に完全施行された改正貸金業法の重要な柱のひとつであり、健全な消費者金融市場の形成に大きく貢献しています。

引き直し計算

引き直し計算とは、貸金業者との取引を利息制限法に基づいた正しい金利で再計算することです。この計算により、本来支払うべき金額と実際に支払った金額の差額を明らかにします。

債務整理や過払い金請求において重要な手続きであり、借金の減額や過払い金の発生を確認するために行われます。法律に従った適正な債務額を知るための大切なステップです。

page top